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食育コラム Vol.2 『人生を美味しくする食べ方』

2015年03月06日

 

あなたにとって美味しい食事とは、どんな食事ですか?

きっと、その答えは千差万別・・・育った環境や出会いによって形成されてきたものなので、あなたの生き方や価値観まで見えてくるでしょう。

 

では子どもにとって美味しい食事とは?

その価値観は子育ての中で日々構築されています。

大人が選んだ食材・食事中の雰囲気・楽しい体験・不快な体験・・・色々なことを吸収して、子どもは習慣や嗜好・健康状態・情緒などを形成していきます。

 

 

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人は一生の間に何回食事をするでしょう?

日本人の平均年齢80歳まで生きて1日3回食事をするとして・・・

3食×365日×80年=87600回です。

そのうち、子どもと一緒に食事をするのが仮に20年とすると21900回。

この回数を「どんな食事を、誰と、どんな環境で、どんな過程を経て食べるのか」・・・子どもの心と体・情緒・価値観に影響がないわけはありません。そして、親が子に食事を通して何かを伝えるチャンスは一生のうちで4分の1ほどです。

では、人生を美味しくする食べ方とは・・・?

 

≪体を整える≫

誰でも、体調がよくて(痛みがない、便秘していない、睡眠が足りている等)、空腹で食欲がある方が美味しく食べられるものです。

子どもが小さいうちは、大人が生活リズムや食事・運動・睡眠バランス・栄養バランスを大きく崩さないように気を配って習慣化していくとよいですね。

偏った食事・脂っこい食事・砂糖たっぷりの食事・食品添加物や化学調味料たっぷりの食事・・・これらを「美味しい」と感じて習慣化している場合、体への負荷は大きく、人生を不味くする食べ方なので気をつけましょう。

 

≪心を整える≫

心地よい精神状態と環境で味わって食事をしていますか?

人とワイワイ食べることが楽しい時もあれば、子育て中は1人でゆっくり食べたいこともあるでしょう(毎回は無理でも時には大切ですね)。

躾はもちろん大切ですが、ゆきすぎると食事中の雰囲気が非常に不快なものとして子どもに刷り込まれていきます。

味や見た目を楽しむこと、感謝の気持ちでいただくこと、体を整えることでも心が整っていきます。

 

≪学び・体験すること≫

苦労した後の疲労感・達成感の中、口にした一杯・一口が心身共に美味しく染み渡った、という経験はありませんか?

感動を伴う学びや体験からも人生はより美味しくなります。

五感を使って栽培や収穫体験をする。

料理を通して科学の面白さを体験する。

自然の偉大さに感動したり、関わる人の苦労を通して食材のルーツを学ぶ。

食事が自然環境や命とつながっていることを学ぶ。DSC_0732 DSC_0718

さて、あたなにとっての美味しい食べ方・・・子どもの未来も美味しくなりそうですか?

まずは自分が楽しんでできることから。きっと自然と子どもにも伝わっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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